前例主義も使いどころ
前例主義という言葉がある。
大雑把に言うと、過去の事例に習って物事を処理するという意味だ。
この言葉は悪い意味で使われることが多い。
実際、前例主義には多くの問題点がある。
「過去に起きたことのないような問題には対応できない」
「より良いやり方が生み出されない」
「自分自身で考えることがなくなってしまう」
少し考えただけでもこんなに問題が思いつく。
しかし前例主義=絶対悪というわけではない。
むしろ前例主義であった方がいい場面さえある。
「パッケージを信じるべきか否か」
「女優重視でいくか内容にこだわっていくか」
「オムニバス形式の作品でいくか一話完結型作品でいくか」
こんな時、
人は頼ってしまうのではないだろうか
『前例』に。
前例主義を使うことで迷うことがなくなる。
素早い意思決定によって無駄な時間が消える。もう一作品選ぶ時間さえできる。
そして一定以上の満足度も保証される。
ああ。
前例主義って素晴らしい。
※それでも決められない場合は作品のレビューを読んで決めるのがオススメです