上島珈琲にて出会い系アプリの素晴らしさを説かれる
赤坂の上島珈琲。
私は上島珈琲の中でも赤坂店が好きで、休日の朝によく利用させてもらっている。
駅からほんの少し離れているため、都内の駅近カフェ特有のせわしない感がない。
客層はマダムや比較的年齢層高めの方々が多く、しっとりとした上品さを醸し出す店内に居心地の良さを感じる。
上島珈琲のモンブランは美味しい。
無駄に主張しすぎることのない上質な甘さ。ブレンドの酸味に合った考えられた味わい。
上島珈琲における最高の組み合わせだと個人的に思う。
そんな素晴らしい朝のひとときの中、私は、先輩から出会い系アプリの素晴らしさについて説かれていた。
私が言うのも失礼だが、先輩はモテない。
浮いた話の一つも聞いたことがないし、実際そうだという確信がある。
頻繁にラーメン二郎を食べているせいかいつもニンニクの薫りがするし、全マシマシを完食できる自分カッコいいと思っているフシがある。
私も先輩と同じで二郎好きの俺カッコいいと思っている人間だからこそ分かる。
私が全くモテないのだから、先輩も絶対にモテない。
そんな先輩が出会い系アプリに最近ハマったらしい。
○ッピーメールは業界最安値で薄給の俺のためのアプリだの、○クワクメールはセルフィ認証という独自機能が革命的で他のアプリを一歩リードしているだの、聞いてもいないのに延々と話し続けている。
先輩は無意味に事実を盛って話すというモテない人特有の悪癖があるため、私はいつものように話し半分に聞いていた。
そんな中、先輩が気になることを言った。
「明日アプリで仲良くなった子と会うんだよ」
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